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ストレスにはいつもこんなふうに対処しています


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【ストレスにはいつもこんなふうに対処しています】

心理学講師の中村彦左衛門です!

ストレス対策って、良く聞きますが

じつはあなたは、意識していなくても対処しています。

ストレスについてはいろんな考え方がありますが、

今回ご紹介するのは、【ラザルスとフォルクマンのストレス理論】です。

ちょっと学術的です、ご興味ない方は最初の画像だけ見て頂ければオーケーです。(笑)

例えば、大学教授が、卒業を控えた大学生たちに「来週テストします」と言います。

この【来週のテスト】という【外的刺激】は、学生達にとってストレスになるでしょうか。

ふつうに考えたらストレスになる、と考えられますが、

このストレス理論からすると、

なる学生もいれば、ならない学生もいる、と考えます。

どういうことでしょうか。

●A君は、実はもう卒業の単位が足りています。この授業の成績は関係ない、

どうでもいいです。A君にとって来週のテストは【無関係】です。ストレスではない。

●B君は真面目で勉強熱心です。

「テスト?やった!僕の実力を示すときだ!」

来週のテストは、【無害かつ肯定的】です、つまりストレスではありません。

●C君はこの授業に卒業がかかっています。

【来週のテスト】という刺激は、【ストレスフル】、ストレスと感じました。

つまり、来週のテストは、受け止める人の評価でストレスになったりならなかったりします。

この最初の評価を、一次評価といいます。(一次評価は【無害】【肯定的】【ストレスフル】の3つに分けられます)

さて、一次評価で【ストレスフル】と評価した学生達はC君以外に、D君、E君もいました。

D君は「テストいやだな」と思いましたが、

毎回ノートは取っているので、まぁ勉強すれば大丈夫かな、と思いました。

E君は「ノート取っていない、やばい!」と思い、かなりのストレスを感じました。

D君とE君は、一次評価でテストをストレスととらえた上で、

そのストレスに対して、何が出来るかを評価しました。

これ二次的評価といいます。

その何が出来るのかの期待には、

・予期期待(結果の予測)

・効力予期(対処できるかどうか)

の二種類があります。

<二次評価の結果>

D君:(結果と自分の力を予測した上で)まぁ勉強すりゃいけるだろう。

E君:(結果と自分の力を予測した上で)やばい、マジやばい。

しかし、これらの予測は、新しい情報で変わる場合があります。

D君は実は、テストまでバイトの予定がいっぱいで勉強時間がほとんどない事に気付きます。

E君は、時間があり、友達がノートを貸してくれたので、そんなにストレスに感じなくなりました。

このように、新しい情報によって評価が変わる事を【再評価】といいます。

さてD君は、ストレスに【対処(コーピング)】しなければいけません。

D君は「よし、少ない時間をやりくりして勉強して、テストを乗り切るぞ!」と決意しました。もしくは「テストも一種のゲーム、楽しんでやろう」と考えました。もしくはカラオケに行って気晴らしをして気分転換をしました。

それにより、ストレスによって感じた不安や緊張を克服しました。これは気持ち(情動)を和らげる為に対処したので、【情動焦点型コーピング】といわれます。

そのような対処法ではない選択をした場合はどうでしょう。

D君は、ようするに勉強時間を持てば良いのだと考え、バイトを他の人に変わってもらう事で勉強時間を確保しました。また、頭のいい人に勉強範囲を教えてもらいました。

このように問題を取り除くために、原因を特定したり、解決策を探すなどの行動を【問題焦点型コーピング】といいます。

【情動焦点型コーピング】と【問題焦点型コーピング】はお互いに影響し合う事もあります。やる気になった事で、効率的に勉強を行う(問題焦点)事も起こりますし、勉強時間を確保(問題焦点)したことで、気持ちが安定して自信を持って(情動焦点)テストに臨めることもあります。

あなたが今まで無意識に行ってきたストレス反応ですが、

こんなふうに見てみると、ストレスとその対処方法がスッキリすると思います。

「ストレス発散は、酒、タバコぐらいかな」といった、コーピングが限られていると、

うまくストレス対応できなくなってしまいます。

コーピングの種類は多く持てば持つほど心の安定に繋がりますので、

多様なコーピングを普段から持つ意識を持つといいですね!

ありがとうございました、中村彦左衛門でした!(^o^)